QBALLについて

qball

光学式でありながらステンレスボールベアリング支持という、おいしいとこ取りのトラックボールです。

凝ったつくりで理想的なボタン配置(特にMS Trackball Explorerと違って前後分割の親指ボタン)、わかりやすくモールドされたボタンの境界(左は山、右とホイール周りは谷)、コンパクトな本体の形状等々、「わかっている」人たちが設計したんだな、ということが随所から感じられます。

※この辺りのことは猫のトラックボールルームさんで詳細にレビューされています。

#[親指側]と[薬指・小指側]でボタンの押し下げ方向が違うのは両方とも「握りこむように押す」タイプではボタンを押した際に力加減によっては反対側のボタンを誤って押してしまう恐れがあることを考慮してのことだと思います。このことも操作の快適性につながっています。

あまりにそつなくまとめられているので初めてトラックボールに触れる人は、"つくりの良さ"がわかりにくいかもしれません。
しかし普段からトラックボールを常用されている方はきっと感動すること請け合いです。

サイズ比較

ベアリングがなじむまでは多少ゴリゴリした操作感があるかもしれませんが、なじんでからは非常にスムーズにコロコロ回ります。
ホイールクリックが硬いのが強いて言えば難点ですが、私がこれまで使っていた2ボタンのMarble Mouse(ST-43UPRi)とExpert Mouse 5にはホイールが無かったのでホイールクリックを使う習慣が無く、この点はあまり気になりません。

EM5とMarble Mouseという組み合わせから想像できるかも知れませんが、私はグニャグニャ系のエルゴノミクスデザインは手のひらの汗が気化する逃げ場がなくなることと、ずっと同じポジションで手を置かなければなければならないため長時間使用では却って疲れるので好きではないのですが、QBALLの手に程よくフィットするエルゴ過ぎないデザインもお気に入りのポイントの一つです。

ちなみにアジア人向け(?)と言っていいくらいのサイズなので欧米人並に手の大きい人には使いにくいかもしれません(主に欧米で販売されている製品なので実際そうでもないのかもしれませんが)。
トラックボールとしてはコンパクトなのでモバイル用にも良さそうです。

私が持っているのはmacally QBALLのPC版、pcally PCGBで正式な製品名は"pcally USB Optical Trackball for PC"ですがQBALLという名称で知られているので、このサイトでは便宜上QBALLと表記しています(QBALLという名前がかわいいですしね)。
ところでpcallyってなんて発音するんでしょう?ピーキャリー??

Last Updated on 19 Jul, 2005
Created on 19 Jul, 2005
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